ラマダンと断食の違いとは?

こんにちは。日本食堂「和心」の小林です。

ここセネガルでは二週間ほど前から〝ラマダン〟という期間に入っております。
ラマダンとはなんぞや、ボクもつい最近まで詳しくは知りませんでした。

【ラマダンとは?】

ラマダンという言葉自体を知らない人も多いでしょう。ボクもそのうちの一人でしたから。ラマダン=断食と捉えている人も多くいるかとはおもいますが、実はこれ、違います。

ラマダンとは「イスラム暦(ヒジュラ暦)」の第九月のことです。
そして、この時期に行われるのが断食になります。

【断食ってなんだっけ?】

断食とは約一ヵ月の間、日没から日の出までの間は一切飲食はしないというものです。要するに日が出ている間は飲食をしない、ということです。ストイックな人になると、自分自身の唾でさえも飲み込みません。

前述のとおり、日が沈めば飲食は可能です。日が沈む時刻(セネガルでは19時30分過ぎ)に近づくと、街の空気感が明らかに変わります。上手く言い表せませんが、高揚感やソワソワしている、そのような感じでしょうか。定刻になると、無料?でパンやコーヒーが街中で配られます。そして、今日もよく頑張ったな、と皆で称えあう、そんな光景が広がっています。

【こっそりと飲食をしましょう】

イスラム教以外の人々は当然、どの時間においても(ラマダン期間中)飲食可能です。でもこれが結構至難の技だったりします。

ここセネガルは気温も高く、こまめな水分補給が必要です。ボクは外出の際には50CFA(日本円で10円くらい)で下記の水を売店で購入して飲んでいます。

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そしてこの水を歩きながら飲むので、通行人(断食中の人々)とすれ違います。容易に想像できるかとはおもいますが、めっちゃ痛い視線を感じます笑。なのでぼくは出来る限り人気の少ないとこで飲んだりと、気を付けています。

みなさんもラマダン期間中に飲食をする場合は、気を付けましょう!

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